お仕事をさせて頂きました。
今の時代は、外国籍の方と仕事をすることは
珍しいことではありませんが、20年以上前は
珍しかったです。
そこでは、彼らの日本語のうまさに感動した
のを今でも覚えています。
会話だけではなく、文章を書く能力も
優れていました。
漢字の国から来た方々なので漢字は
もちろんのこと、ひらがなもカタカナも
当たり前のように出来ていました。
彼らは、日本の大学を卒業しているので
当たり前といったらそうかもしれませんが
私は中学校から英語を学んでいながら
英語が苦手なので、語学が出来るだけでも
尊敬してました。
あまりに日本語が上手なので、あるとき
仲の良かった中国籍の方に聞きました。
「いつから日本語しゃべれたの?」
って。
そしたら以外な返事が返ってきました。
その彼女は、なんでそんな質問するんだろう
と、ちょっと驚いた様子で
「いつからって、、、
中国の大学で日本語を学んでいたので
日本語の授業が終わると、その日から
しゃべれたよ」
って返事が返ってきたのです。
私は、
「その日からって、どういうこと」
って聞き返すと
「今日教わったことを、授業が終わると
すぐに友達同士で練習してたよ。
こんにちは、おはようございます、
ありがとうございます、って感じで」
と返ってきたのです。
ここで私は2つのことを学びました。
1つ目は、
覚えたことは、すぐ実行することの大切さです。
日本の学校で英語を習っても、授業が終わった
直後に練習なんてしないし、している人を見た
ことがありません。
自分のものにするという覚悟が違うことも
あると思いますが。
会話は、実際にしゃべらないと身につかない
ものです。
何でもそうですが、頭ではわかっていても
できないことは多くあります。
実際に、やってみて行動することで
失敗することもありますが、それが
成功の一番の近道です。
2つ目は、
「できる」という基準の持ち方です。
日本人は、謙虚さからなのか完璧にできないと
「できる」と表現しないことがよくありますよね。
私もその1人です。
英語が挨拶程度できても、英語ができる
と言える人は、多くないのではないでしょうか。
挨拶程度でも日本語ができる、と言うことは、
日本語を使っているわけですから間違っては
いません。
逆に、しゃべれないと言うほうが嘘になります。
嘘でない限り「できる」と言うことで
自分自身で、
「できる自分にすること」
は、とても大事なマインドだということを
学びました。
余談ですが、とても発音が上手だったので、
どんなトレーニングしたのか聞くと
日本に来て間もない時期は、友達もいなかったので
毎日テレビを見て日本語を勉強していたそうです。
テレビを見る番組は、常にNHKだったそうです。
正しい標準語を使っているので、NHKで日本語を
学ぶと良いと先生に教えてもらってから、来る日も
来る日も、NHK漬けだったようです。
いろんな意味で外国籍の方と一緒にお仕事ができた
ことは、今でも貴重な財産になっています。
日本の大学を卒業して、日本の企業で日本人と働く
ことは、簡単なことではないはずです。
彼らの常識が日本の非常識になることも多かった
と思います。
それでも、取引先の企業様に好かれ日本人スタッフ
以上の実績を出し続けていました。
一緒に仕事をするまでは、中国というだけで
あまり良い印象がなかったのですが、一緒に
時間を過ごすことで、彼らの印象が大きく
変わっていったのを今でも覚えています。
あれから20年以上たっても
・すぐに実行すること
・できると言い切ること
彼らから教わったことは、今でも忘れて
いません。
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