ひなこ の副業実践ブログ

サラリーマンを卒業して東京から沖縄に移住してきました。ネットビジネスに関わりながらスローライフを楽しんでいます。皆さんのお役に立てれば幸いです。

カテゴリ: FXノウハウ

今回は、FXの自動売買システムで稼ぐ人
についてまとめてみます。 <目次>
自動売買システムの特徴
自動売買システムで稼ぐ人とは
自動売買システムに頼らず勝つ方法 自動売買システムの特徴 FXの自動売買システムというのは、あくまでも
資金を自動で運用するだけであって、自動で
利益が積み上がるものではありません。

誤解されやすいので、注意することです。 また、数か月間という短期間で利益が出たと
しても、半年から1年という長期間で利益を
出し続けることができる訳ではありません。 どんなに優秀な自動売買システムであっても
必ず負ける時が出てきます。

たった1回の負けであっても、大きな損失に
なることは、よくあることです。

自動売買システムで稼ぐことは、そもそも
無理なのかと思われるかもしれません。
しかし、自動売買システムを利用して勝って
いるトレーダーは、実際に存在しています。

自動売買システムで稼ぐ人とは
自動売買システムを利用して勝ち続ける
トレーダーは、、自動売買システムを稼働
させているだけでなく、裁量を併用してい
る人がほとんどです。 例えば、レンジ相場に強いタイプの自動売買
システムであれば、チヤートを見てトレンド
相場と判断したら、システムをオフにして
相場の様子を見ます。 また、世界の要人発言や経済動向に注目して、
相場が急変しそうな時にも、システムをオフに
したりしています。 勝ち続けているトレーダーは、自動売買システム
に全てを任せてトレードしていないのが実情です。

自分の裁量でシステムをオンやオフにして損失を
回避しています。

また、自動売買システムで稼いでいるトレーダー
というのは、裁量トレードでも稼ぐことができる
トレーダーです。 自分なりに有効だと考えるトレード手法をもって
います。 多くの人が誤解しがちな
「自動売買は、ほったらかしで稼げるシステム」
といった考え方ではなく、

「自動売買は、効率よく運用する1つの方法」
として自動売買システムを位置づけています。 自分なりに有効だと考えるロジックを元に
トレードを行うため、ポジションを持つ
タイミングや決済をするタイミングも把握
しています。 すなわち、ロジックの有効性を理解しています。 なので常に相場の状況に合わせてロジックを
調整しながら運用しています。 結局、自動売買システムで稼ぐためには
自己判断で裁量的に運用できる人でなけ
れば難しいということになります。 全ての判断をシステムに委ねるのではなく、
相場の状況に合わせたロジックの調整や
稼働するタイミングを判断して運用する
ことが大事です。

システム任せのトレードだけで、毎月安定
した利益を得られる訳では、
ありません。
自動売買システムに頼らず勝つ方法 自動売買システムに頼らなくても、FXで
勝つことができます。
それは有効な手法は数多くありますが、
自分の利益目標に合った手法を決めて、
それを完全に身に付けることです。
私は月10万円の利益を目標にしている
ので、初心者向きでストレスのかからない
裁量トレードを日々実践しています。

ここで重要なのが、ノウハウに忠実に
なることです。

FXを長く続けていると、いろんな知識が
入ってくるので、勝てるようになると
途中で、自分勝手にルールを変更して
しまうものです。

すると途端に勝てなくなります。
自分でルールを決めたら徹底して愚直に
守り続けることです。

負けが続くと、次から次へといろんな
手法に手を出したくなります。

FXで毎月安定して利益を得るには、自分
で決めたルールを守り続けるメンタルの
コントロールが重要です。

ちょっと話はそれますが、、、

今話題の
ブレイキングダウン(BreakingDown)
(1分間で勝敗を決める格闘技)
バージョン7.5が3月31日に開催されました。

第一試合で戦った松葉大樹選手は
まったくの格闘技未経験者です。

相手(ぬりぼう選手)も素人でしたが、
勝利することができました。

松葉選手のコーチがこのように言ってました。

『相手は技術を中途半端に全部知っちゃって
色んなワザを出そうとするから、こっちは
一択、カウンター狙い。

1分においては、色んなワザはできない方が
いいんです、逆に。

ポケモンのワザ10個くらい選択肢あったら
選べないじゃないですか
2個だから選べる。
・・・迷うんで。』
と。

そして松葉選手が勝利すると最後に

『ワンパターン練習の成果が出た


と締めくくってました。

スポーツの世界でもビジネスの世界でも
投資の世界でも、同じ。
初心者には初心者なりの勝ち方が
あるものです。

私も心から実感しています。

私がFX始めたての頃は、いろんなことを
頭に詰め込んでみたものの、たまには
勝てるが、勝ち続ける気配を全く感じ
ませんでした。

何が正しくて何がいけないのか、、、
迷路に迷い込んだ状態になっていました。

そんな経験から、今のメンターとのご縁
から、ストレスのかからない初心者向け
の裁量トレードを実戦しています。

必要最低限の学習は必要ですが、手法は
1つに絞りメンターから言われたルール
だけを徹底しています。

今は、昔のようにやたらめったらトレード
することはなくなり、勝てる条件の時だけ
トレードしています。

欲を出さず、身の丈にあった目標設定と手法
がいかに大事かを知るきっかけになりました。

日々の利益は少額でも、利益を積み重ねる事
ができていれば、楽しく永くFXを継続できると
思っています。

何を選択するかは自由ですので、まずは
経験することで、次に何をすべきかが
わかってくるのではないでしょうか。


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今回は、FXの自動売買システムだけでは
稼げない理由をまとめてみます。 <目次>
自動売買システムの現状
理由1:資金の目減り率(ドローダウン)
理由2:メンタルの問題
理由3:ロジックの問題

自動売買システムの現状 FXの自動売買システム(EA)を販売する
業者は、 「ほったらかしで1億円」
「負けなし」
「100連勝」
などの優秀な成績を謳うフレーズをよく
目にすることがあります。
このようにアピールして販売されている
商品が実際に存在するなら、誰でも手に
したいと思うはずです。 ですがその実績は、

「勝てない

「稼げない

「損失が膨らんだ

という声をよく聞くと思います。
どんなロジックで取引をしているのかも
わからないため、金銭的にも精神的にも
ストレスを抱えてしまうはずです。 なぜFXの自動売買システムは、販売業者の
謳い文句通りに勝てないのか、その理由を
3つお伝えします。
理由1:資金の目減り率(ドローダウン) 自動売買システムで資金を運用する中で
最も注意すべきことは、ドローダウンです。 ドローダウンとは、運用資金に対して
どれだけの損失が出たかを表す指標で
資金の目減り率といったところです。

ドローダウンの計算式は、
ドローダウン(%)=損失額÷資金×100
です。
例えば、
資金が100万円から50万円に
推移した際のドローダウンの計算式は

ドローダウン=(100万円-50万円)÷100万円×100
なのでドローダウンは50%となります。

ドローダウンが大きいEAは、相場が
想定外の動きを
したときに、大きな
損失が発生する可能性があります。

バックテストの資産残高推移で、損失に
耐えながら
右肩上がりのグラフが表示
されているものを目にしたことがあるか
と思います。

これが本当に増えていくものだとしても
途中でドローダウンに耐えられずに
破産するケースが多くあります。
その理由は次の2点です。

●相場の不確実性や想定外な状況
相場というものは不確実なのもであり、
過去とは異なった値動きをするのが常です。

値動きをパターン化した理論は無数にあり
それはあくまでも判断
材料の1つでしかなく
その通りの値動きをするとは限りません。

トレードで勝つためには、相場の状況に
その都度合わせて、その都度有効な手段を
取ることが基本です。 それだけ相場というのは不確実なものであり、
簡単なパターンで全てを攻略できるものでは
ありません。 そのような不確実な相場において、過去の
パターンしか知らないロジックだけでは
想定外な状況に対応できないのです。

実際のドローダウンは予想以上に大きい 自動売買システムの長期間のバックテストの
最大ドローダウンは、それほど大きく見えな
くても、本番環境ではかなり大きなドローダウン
になります。 もし、システムをスタートした直後間もなく
大きなドローダウンが来る可能性もあります。 その場合、強制ロスカットになることは目に
見えています。

ロスカットとは、一定水準以上の損失が発生
した場合、損失の拡大を防ぐため保有ポジション
を強制的に決済されてしまうことです。
どれだけの資金量で運用しているかにもより
ますが、大きな変動となるドローダウンには、
ロスカットになるケースがほとんどです。
理由2:メンタルの問題 ドローダウンに対して資金量で耐えられた
としても、メンタルに耐えられなくなります。
自動売買システムは、一見メンタルは関係なさ
そうに思えますが、むしろ裁量トレードよりも
メンタルが削られます。 なぜなら、自動売買システムがどのような
ロジック(取引ルール)でトレードしている
のか分からないからです。 例えば
ロジックが

損失が出ているにも関わらず、勝手に
売買を繰り返しポジションを持ちたがる 含み損が膨らんでいるにも関わらず
損切りをせずポジションを保有し続ける

このようなトレードを見ていたら、メンタル
も崩れてしまいます。 自分の意思で損切りして仕切り直しできる中で
システムに頼りすぎて、どこでポジションを持ち
どこで決済するのか判断できない状況では、普通
の人ならメンタルが持ちません。
資金面だけでなく精神衛生面でも大きな負担を
強いられることになります。
理由3:ロジックの問題 そもそもロジック自体に有効性がないところです。 稼げる稼げない以前の問題です。 FXの自動売買システムというのは、過去の
相場でデモトレードを行い、そのロジックの
有効性を判断した上でシステム化されます。 本来なら、そのロジックの有効性を判断する
ため、リアル相場での運用テストも行われます。 長期間のリアル相場での運用成績をもって
はじめて自動売買システムの有効性が判断
されるものです。 しかし、過去の相場をもとに有効なロジックを
組み込むことで、あたかも優秀なシステムに
見える成績を生み出す事も出来てしまいます。 あくまで、過去の相場では有効に見える
ロジックであって、この先の将来をも有効な
ロジックだという訳ではありません。 過去の成績が良ければ、あたかも優秀な
ロジックに見えてしまいます。 ここが大きな問題点です。 それが、
カーブフィッティング過剰最適化)
と呼ばれる行為です。 カーブフィッティングとは、すでに結果が
出ている過去相場に合わせて優秀なロジックに
見えるように、過剰に最適化されたロジックに 仕上げる行為のことです。 過去の相場だけで勝てるルールに仕上げただけの
結果論ベースのロジックという訳です。 しかし前述の通り、相場は不確実なものですので、
どれだけ過去の相場で有効だったとしても、
これから先もずっと有効とは言えません。


自動売買システムを使う使わないは自由ですが
このような問題点や特徴があることを知って
おくことです。


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FX取引で覚えておきたい3つの証拠金があります。

「必要証拠金」
「有効証拠金」
「余剰証拠金」

証拠金を知らずに取引すると損失の危険を
伴うことがありますので、ぞれぞれの意味と
計算方法をまとめてみます。

<目次>
①証拠金
②必要証拠金
③有効証拠金
④余剰証拠金
⑤まとめ

①証拠金

証拠金とは、FX取引口座に預け入れる金銭
のことです。

FXでは資金を担保にする必要があり、その
役割を果たしているのが「証拠金」です。

「証拠金」がなければ取引ができません。

②必要証拠金
●必要証拠金とは
通貨を購入するために必要な資金のことです。
例えば、1万円分の通貨を購入する場合は、
必要証拠金を1万円用意する必要があります。

●必要証拠金とレバレッジの関係性
基本的に必要証拠金以上の通貨を購入する
ことはできませんが、レバレッジを活用する
ことで必要証拠金以上の通貨を購入できます。

レバレッジとは、預けている資金を担保に
取引額を資金以上に引き上げることです。

例えば、10万円の証拠金で100万円分の通貨
を購入しようとします。
10倍のレバレッジを掛けることで購入可能に
なります。

100万円÷レバレッジ10倍=10万円(必要証拠金)

●必要証拠金の計算方法
必要証拠金は次の計算式で求めます。

現在の為替レート×購入通貨量÷レバレッジ数=必要証拠金

例えば、1ドル100円の米ドル/円をレバレッジ25倍で
1万通貨分購入する場合の計算は、

100万円×1万通貨÷レバレッジ25倍=4万円
(必要証拠金)

この場合、4万円の必要証拠金が必要になります。

③有効証拠金
●有効証拠金とは
証拠金と含み損益を合わせた金額のことです。

例えば、10万円の証拠金がある場合、

5万円の利益が出ている場合、有効証拠金は15万円
3万円の損失が出ている場合、有効証拠金は7万円

FX会社によっては、有効証拠金を
「実質証拠金」や「純資産」
と呼ぶこともあります。

●有効証拠金と証拠金維持率の関係
証拠金維持率とは、証拠金をどのくらいの割合で
維持しているか数値化したものです。

有効証拠金がわかると、証拠金維持率を求める
ことができます。

証拠金維持率が低下すると、強制ロスカットが
執行されるため注意が必要です。

有効証拠金÷必要証拠金=証拠金維持率

●有効証拠金は常に増減する
通貨を購入しているとレートに応じて損益額が
変動します。

損益額が変動するため、通貨を保有している間は
有効証拠金は、証拠金と含み損益を合わせた金額
のため、常に増減します。

●有効証拠金の計算方法
(通貨保有なし)
証拠金+損益額=有効証拠金

例えば、10万円の証拠金があったとします。
通貨を購入保有していないため利益も損失も
出ていないので損益額は0円です。

10万円+0円=10万円

有効証拠金は、10万円です。

(含み益あり)
証拠金+含み益額=有効証拠金

例えば、10万円の証拠金があり
7万円の利益が出ていたとします。

10万円+7万円=17万円

有効証拠金は、17万円です。

(含み損あり)
証拠金-含み損額=有効証拠金

例えば、10万円の証拠金があり
2万円の損失が出ていたとします。

10万円-2万円=8万円

有効証拠金は、8万円です。

④余剰証拠金
●余剰証拠金とは
有効証拠金から必要証拠金を引いた金額です。

余剰証拠金は、現在のFX口座の余裕度を
数値化したもので、余剰証拠金内であれば
通貨を追加注文することができます。

基本的に余剰証拠金に余裕がある場合、
比較的安全な取引をしていることになり

余剰証拠金に余裕がない場合、リスクが
高い取引をしていることになります。

●余剰証拠金があると口座残高がマイナスでも
ゼロカットされない
FX会社によっては、口座残高がマイナスに
なった場合、そのマイナスをペナルティなし
で帳消しにしてくれる「ゼロカット」という
システムを導入しています。

基本的には、口座残高がマイナスになると
ゼロカットが執行されますが、評価損益などで
余剰証拠金がプラスである場合、ゼロカットは
執行されません。

ゼロカットが執行されない場合、余剰預金が
プラスになっているか確認してみるとよいです。

●余剰証拠金の計算方法
口座残高+ボーナスやキャンペーン額+含み損益=余剰証拠金

例えば、FX口座に20万円あり、ボーナスや
キャンペーンで5万円の資金を受け取り、
含み益が15万円あるとします。

20万円+5万円+15万円=40万円

余剰証拠金は、40万円ということになります。

●余剰証拠金がマイナスになると
(通貨を購入することができなくなる)
余剰証拠金がマイナスになると、通貨を
購入することができません。

手元に9,000円しかない状態で、1万円分
の通貨を購入することはできません。

対処方法は、FX口座に入金することです。
手元に資金が1万円あれば、1万円分の通貨を
購入することができます。

(ロスカットの可能性が高まる)
ロスカットが執行される可能性が高まります。

証拠金維持率が一定割合以下になると、
ロスカットされます。

ロスカット基準は、各FX会社によって異なります。

余剰証拠金が減ると、証拠金維持率も低くなります。
ですのでロスカットを防ぐには、余剰証拠金を
多くしておくことです。

●余剰証拠金を多くする方法
(レバレッジを高くする)
余剰証拠金は、レバレッジを高くすることで
多くできます。

余剰証拠金は有効証拠金から必要証拠金を
引いた金額なのでレバレッジを高くする
ことで必要証拠金を低くすることができます。

必要証拠金を低くすることができれば、有効
証拠金から引かれる金額が減るので、結果
として余剰証拠金が多くなります。

(ボーナスやキャンペーンを併用する)
ボーナスやキャンペーンを併用することで
余剰証拠金を多くすることができます。

FX会社は、トレーダーに長く取引してもらう
ために定期的に「入金金額の100%分をボーナス
として支給」というキャンペーンを実施しています。

口座残高+ボーナスやキャンペーン額+含み損益=余剰証拠金

ですので、ボーナスやキャンペーンを実施している
場合は、積極的に参加して余剰証拠金を多くすると
よいです。

⑤まとめ
ひとことでまとめると、

必要証拠金:通貨を購入するために必要な資金
有効証拠金:証拠金と含み損益を合わせた金額
余剰証拠金:有効証拠金から必要証拠金を引いた金額

「有効証拠金」と「余剰証拠金」が低くなると
自動的にロスカットされる可能性が高まります。

「余剰証拠金」が少ないと通貨を購入できなくなります。

FX取引をする上では、3つの証拠金が重要な指標と
なるため、しっかり覚えておく必要があります。


FXで含み損が出た時の手法の1つに
「ナンピン法」があります

「ナンピン法」はリスクが高い手法
として
知られています。

特徴を理解したうえで取引に役立てるか
否かを判断する必要があります。

<目次>
ナンピン手法の特徴
②ナンピン手法のメリット
③ナンピン手法のデメリット
④ナンピンは初心者に不向き

ナンピン手法の特徴
ナンピン手法とは、含み損になっている
ポジションを損切せず、さらに同量を
買い増しする手法です。

含み損が出た時に、損失を平均値にする
ことでより利益を得やすくすることです。

この手法を反復することで、購入時の平均値
を下げることになります。

例えば
1ドル120円で買った時、その後レートが110円
に下がった時に同じ数量を買い増しします。

そうすることで、平均購入価格が115円に下がる
ため、120円まで待たずに115円より価格が上昇
すれば、利益が出る仕組みです。

ただしさらに相場が下がると損失が大きくなる
こともあります。

保有したポジションに対して、予想相場が反対
方向に動いた場合、さらにポジション数を増やす
ことで平均コストを下げられます。

具体例とし
1ドル110円の相場で買いポジションを保有し、
予想と反対に相場が動いたので、1ドル100円に
なった時に、さらに買いポジションを保有します。

つまり2つのロットポジションを1ドル105円で
保有したことになります。

相場が105円まで上がれば損失はなくなります。
そのまま上がり続けて105円を上回ると利益に
なります。
ただし利益が出たケースです。

相場に絶対はないので、99円98円と下がり
続けることもあります。

下がり続けると、その分損失が膨らむので場合に
よっては強制ロスカットされるまで行ってしまう
こともあります。

平均購入価格を下げられるのは、一見メリットに
見えますが、裏にはデメリットもあることを頭に
入れておく必要があります。

②ナンピン手法のメリット
●購入レートの平均値を下げる
最初に購入した時よりも安い価格で買い増しした
ことになり、相場が上がったときは利益は最初に
購入した時より大きくなります。

平均購入レートを下げることで利益が出る水準を
下げられます。

利益が出る水準を下げることができれば相場が
上昇すれば利益が出やすくなります。

利益幅が広がることで大きな利益を期待できます。

●大きな利益を狙うことができる
含み損を解消するためのナンピン手法ですが
含み損が解消できた後も、ポジションを持ち
続ければ利益を大きくできます。

例えば
1ドル110円のとき100ドル購入
1ドル100円になった時に100ドル購入
(110+100)÷2=105円
平均レートは105円

1ドル100円から120円までに上がった時に
利益を大きく伸ばすことが可能です。

ナンピン手法を上手く利用することで
大きな利益を得られる場合があります。

●含み損を緩和することができる
含み損を有利な方向へ転換させることが
できます。

例えば
1ドル110円のとき100ドル購入
1ドル100円になった時に100ドル購入
(110+100)÷2=105円

1ドル100円から105円までに回復すれば
プラマイゼロにできます

100円のときのポジションの含み損は
100円まで価格が上がらない限り解消
できません。

100円で値動きが反発する事が予測できれば
100円の時のポジションを買い増すことで
含み損の解消のタイミングを早めることが
できます。

含み損の解消タイミングが早まることで
次のトレードを行えることになります。

目の前に大きなトレードチャンスがあっても
資金が含み損まで使えなかったらトレード
できません。

トレードチャンスを逃がさないようにできる
点がナンピン手法の魅力です。

③ナンピン手法のデメリット
●資金管理が難しい
ナンピン手法で利益を得るには相場の上昇下降
が大きく関係されます。

買いポジション保有の場合は、相場が下降して
いるポジション数を増やして上昇するのを待ちます。

相場が上昇して平均購入価格を上回った段階で
決済することで利益を得られます。

逆に相場が下降し続ければ損失が膨らみますが
下降している段階ではポジション数を増やさな
ければ、利益も狙えません。

損切をしないで利益を得られる手法なだけに
資金管理が難しくなります。

ポジション数を増やすということは含み損を
増やすことに繋がるのでリスクも大きくなります。

●メンタルがぶれやすい
ナンピン手法は精神的な負担がかかりやすいです。

損失は避けたいという思いから相場が下落したら
焦ってしまうものです。

相場が下降することで、取り返したいという心理
からポジション数を増やしがちです。

また買いポジションを保有すると相場が下落した
際に、平均購入価格を下げて利益を狙うナンピン
手法をしたくなりがちです。

相場が上がれば良いのですが、下落が続くとその分
損失も膨らむため、精神的に追い込まれる感覚に
なってしまうものです。

感情任せにトレードをしてしまうと、結果的に
膨大な損失を抱えることになります。

すなわちメンタルが左右されやすくなります。

●強制ロスカットの恐れ
相場が不利な方向に動いた際、損切をしたく
ない、という心理が働くものです。

その気持ちが強すぎると損切が遅れてしまいます。

損切が遅れると早いスピードで損失が膨らむので
強制ロスカットされる可能性が高まります。

利益を期待してポジションを保有し続け
取り返すという心理が働きナンピンをし
下落し続けたら、さらにナンピンすると
強制ロスカットにあってしまいます。

④ナンピンは初心者に不向き
ナンピンはどのタイミングでするべきかの判断が
難しいので、初心者には向かない手法です。

知識や経験が薄いままナンピン手法を用いると
正しい分析ができず感覚でトレードしがちです。

根拠がないままナンピン手法で勝ち続けるのは
難しいものです。

儲かりたいという気持ちが先走ってしまい
メンタルに左右されてやすいです。

損切できずにポジションを必要以上に保有して
しまい損失を膨らませてしまうことになります。

FX初心者であれば、ナンピン手法など使わなく
ても、
自動売買ツールなど使わなくても、
初心者向きの裁量トレードで十分だと思って
います。

月10万円前後であれば、初心者でも利益を得る
ことができます。

決められた時間に
決められた条件になった時だけ
トレードします。

必要最低限の基本的な知識は必要ですが
難しい勉強は不要です。

条件が決められているから、初心者でも
負けないトレードができます。

リスクの多い手法を使わなくても
負けないトレードを習得できれば
FXはストレスなく楽しめます。


FXで言われている「マーチンゲール法について
まとめてみます。

マーチンゲール法は、魅力的に思われがちですが
落とし穴があることも知っておくことです。

<目次>
①FXで負け込んだ時の心境
②マーチンゲール法とは
③マーチンゲール法のメリット
④マーチンゲール法のデメリット
⑤落とし穴に注意

①FXで負け込んだ時の心境

人はFXで連敗が続くと、「FXの負けはFXで取り返す」
という感情になりがちです。

一発逆転で取り戻すことができるようなトレードを
したくなるものです。

一発逆転を狙うトレードは、いわゆるハイレバレッジ
トレードになります。

日本国内では最大25倍ですので、それでも足りないと
思うと海外の口座で数百倍のレバレッジをするかも
しれません。

しかし勝ったら大きいが、負けたら全てを失いかね
ないトレードに過ぎません。

なので損失が発生した場合は、それを取り戻そうと
いう気持ちが大きくなり、マーチンゲール法に魅力を
感じることになります。

②マーチンゲール法とは
賭けや投資で負けた時に投資金を2倍にする手法で
単純な仕組みで「理論上負けない」と言われています。

カジノやFXの投資の世界で必勝法と呼ばれているの
が、マーチンゲール法です。

1回目の取引で負けて1万円の損失を出してしまった場合
それを取り戻すために、倍掛けの2万円を投資します。

それで勝てれば収支プラスで終了。
負けたらさらに倍の4万円、また負けたら8万円と倍々
に投資金を増やしていきます。

        投資額 結果 総損失額
1回目   1万円 負け  ▲1万円
2回目   2
万円 負け  ▲3万円
3回目   4万円 負け  ▲7万円
4回目   8万円 負け ▲15万円
5回目  16万円 負け   ▲31万円
6回目  32万円 負け   ▲63万円
7回目  64万円 負け  ▲127万円
8回目   128万円 負け  ▲255万円
9回目   256万円 負け  ▲511万円
10回目 512万円 負け ▲1023万円
11回目  1024万円 勝ち  なし

仮に11回目で
1024万円投資して勝った
▲1023万円が相殺され、最初の投資金の
1万円が
利益になります。

どこかで勝てば、
最初の投資金の1万円が
利益になります。

負け込んでいくにしたがって、損失がどんどん
拡大していくのが大きな特徴です。

FXで言うなら負けが続くほど、取引量が増え
リスク量が増えていくことになります。

③マーチンゲール法のメリット
●簡単なので誰でも出来る
最初に賭けた金額を基本にして、負けたら倍の
金額を賭けるだけなのでとてもシンプルです。

難しい計算や暗記は必要ありません。
誰でも簡単にでき、初心者でもすぐに実践できる
点がメリットです。

●何度負けても最後に勝てば利益が出る
何度負けても、最後に勝てば利益が出ます。

カジノや投資は負け続けることがあるため、
勝ち続けなければ利益が出ません。

しかしマーチンゲール法は、連敗中に1回でも
勝てば負け分を取り戻せるだけでなく、初回
投資金分の利益が得られ点がメリットです。

資金力さえあれば、マーチンゲール法は必勝法
となります。

④マーチンゲール法のデメリット
●負けるたびに倍の資金が必要
最初の1回が少額であっても、勝てるまで倍の
資金が必要になってきます。

もし大きな資金でやっていた場合、2回目3回目で
失敗するだけで、資金が続かなくなり大きな損失
で終わる可能性が高いです。

連敗し続けると投資金が高額になるため、メンタル
面でもダメージは大きくなります。

あっと言う間に大金を失うリスキーな方法ということ
になります。

●負けで終われば損失が大きく、勝ちで終わっても利益は少ない
マーチンゲール法は、連敗しても一度勝てば良いと
いう前提なので、負けで終わる場合の利益は、ゼロ
です。
当然資金も全額失うことになります。

連敗したまま終わると大きな損失を抱えることに
なります。

勝っても、最初に投資金した分だけが利益になるので
投資金に対して、利益はほんのわずかということになり
ます。

●必ず勝てる手法ではない
マーチンゲール法は必ず勝てる戦略法ではありません。

賭け続ければ必ず勝つ場面は訪れますが、投資金に
対応できなくなり、勝ちを待ちきれず途中で止めて
しまったら、負けで終わることになります。

⑤落とし穴に注意
マーチンゲール法は、勝てば今までの損失を
取り返して収支をプラスにする方法です。

しかしFXの取引は1回で終わることがほとんど
ないため、一度回収できたからと言って、損失
はまたどこかで必ず訪れます。

ですので、マーチンゲール法を利用する頻度は
多くなります。

回数が多くなると、何度やってもうまく行かない
場合に遭遇します。

すると計り知れない大きなダメージを受けること
になりますので注意が必要です。


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