コウスケ氏の「Brightness」(ブライトネス)
というFX投資案件が公開されています。

・毎週5万円以上を稼ぎ出す


とアピールしていますが
気になる問題点をお伝えします。

<目次>
①「ブライトネス」の特徴
②FX自動売買システムの問題点
③ロビンスカップ好成績と優れたシステムは別問題
④バックテスト・フォワードテストの問題点
⑤私は初心者向きの裁量トレードを実践中

①「ブライトネス」の特徴
ブライトネス」は、FX投資案件です。

・毎週5万円が稼げる
・難しい知識経験スキルを必要としてしない
・リスクを極限まで排除する事に成功した

と語られています。

バックテスト、フォワードテストで
毎週5万円程度の利益を出している。

結果が見えているから損をするリスクは
極めて少ない。

と説明しています。

②FX自動売買システムの問題点
ブライトネス」に登録すると、この
案件がFXの自動売買システムだという
ことがわかりました。
自動売買システムは、

自動システムで自動で売買してくれる」
だけのことで
「自動システムで自動で利益を出してくれる」

というわけではありません。

自動売買システムは、資金を投入して
システムを
稼働させるだけで、後は
システムが自動で資金を
運用してくれ
るので、誰でも簡単に利益を得られる
思われがちです。

しかし、次のような問題点があります
ので注意が必要です。

●システムを稼働させるタイミングで個人差が出る
システムを稼働するタイミングは、
人によって異なります。

そのため、稼働するタイミングで
利益額に個人差が生じます。

例えば
AさんもBさんも投資額が10万円
だった場合の
月毎の運用損益例を
あげます。


1月 -5万円 Aさん稼働開始
2月 -5万円
3月 +5万円 Bさん稼働開始
4月 +5万円
5月 -8万円
6月 +5万円

Aさんは1月から運用開始しました。

1月 -5万円
2月 -5万円

稼働2か月で―10万円となり
投資金がなくなります。

3月から開始したBさんの例です。

3月 +5万円
4月 +5万円
5月 -8万円
6月 +5万円

6月の時点で+7万円の利益で
継続できています。


自動売買システムでも稼働の
タイミングによって
利益額に
個人差が出ます。


また、選択する通貨ペアなどに
よっても
利益額に個人差が出る
ことになります。

●投資金の量で個人差が出る
用意できる投資金は、人によって
異なります。


当然、勝った時に得られる利益額は
異なってきます。

たとえば、利益率30%の同じシステム
で運用しても、同じ金額の利益を
得ら
れるわけではありません。


投資金1万円なら、利益3,000円
投資金100万円なら、利益30万円
投資金1億円なら、利益3,000万円

また、
取引通貨を何通貨にするか
レバレッジを何倍にするか
によっても、結果に個人差がでます。

自動売買システムを使っていても
投資金の違いによって結果に個人差
が出てきます。


また投資金が異なれば、証拠金維持率
も変わり、
強制ロスカットになる水準
も変わってきます。


そのため、いくらの投資金を用意して
毎週5万円の利益が得られるのか
確認することが重要です。

●システムのカスタマイズ内容で個人差が出る
自動売買システムでも、個人の目的や
投資スタイルに
合わせて調整できる
項目が用意されているものもあります。


例えば、

売買エントリーのタイミングや損切
ラインの設定、
レバレッジ、ロット数
などです。


一見個人の投資スタイルに合わせる
ものは
汎用性があり、良いように思
われがちです。


しかし、裏を返せばその個人の投資
経験がダイレクトに
反映されること
になります。


そのため同じ自動売買システムでも
投資結果に
個人差が生じることに
なります。


ベテランのトレーダーは、自らの知識や
スキルによって相場を読み解きます。

それにより、売買タイミングを設定し
直したり
場合によっては、システムを
一時中断したりする
ことで損失を回避
しています。


初心者がシステムを入手して、全く
ほったらかしで
資金を運用しても、
主催者側と同じ結果にならない
可能性
があります。


●自動売買システムで確認すること
上記の通り、自動売買システムでも
投資結果に個人差が出ます。

そのため、参加者の実績を確認する
ことが
何より重要になります。

参加者の毎月の利益額と利益を得る
までの
お金の流れによって、自動売買
システムの良し悪しが判断
できます。

③ロビンスカップ好成績と優れたシステムは別問題
「ブライトネス」を生み出してのは
トレーダーコウスケ氏である。

コウスケ氏は、ミュージシャンから
トレーダーへ転身し、次のような
成績を残しています。

<受賞経歴>
・世界トレードコンテスト(ロビンスカップ)
2017年  第3位獲得
2018年  第3位獲得
2019年  第2位獲得
2022年  首位独走中2022年8月現在

<活動実績>
・マネックス証券タイアップ
・IG証券タイアップ
・全国紙「FX攻略.com」
・ラジオNIKKEIへの出演
など

ロビンスカップとは、FXに限らず
金融商品に関する投資で、コンテスト
期間中にどれだけの利益を出せるか
を競う大会です。

コウスケ氏が世界的コンテストの
ロビンスカップで好成績を出したのは、
あくまでも、裁量トレードです。

自身が開発した自動売買システム
「ブライトネス」
で競った成績では、ありません。

ロビンスカップの成績が良い事と
自動売買システムで多くの利益を
出せることは、別問題です。

コウスケ氏の裁量ロジックを完全に
システムにマネさせることは不可能です。

裁量トレードは、その場の相場状況に
応じてロジック外のことも行っている
ものです。

裁量トレードの成績が良いからといって
そのロジックをシステムに組み込んだ
ところで、イレギュラーに弱いシステム
になるだけです。

④バックテスト・フォワードテストの問題点
バックテスト、フォワードテストで
毎週5万円程度の利益を出している。
と説明しています。

しかし、テストの結果が良いことと
利益を得られることは、別問題です。

●バックテストとは
相場取引の場合、何かしらのルールを
設定して取引を行っています。

もし、ルールがないとするなら
それは、ギャンブルです。

ルールとは、移動平均線や、ローソク足、
フィボナッチ係数など、人によって使う
手法は千差万別です。

その手法が実際に使えるか確かめるのが
バックテストです。

バックテストは、ツールを使用して
その売買手法が、過去の相場で通用
するか検証することです。

●バックテストは過去相場
バックテストは、過去の相場
使って行います。

テスト期間は、短い期間より長期期間
であればあるほど多くのパターンを
検証でき、勝ちパターンを研究する
ことができます。

バックテストを活用して、
リスクが小さく、リターンが大きい
システムを開発することになります。

●バックテスト結果と利益を得ることは別問題
過去の相場で勝てていたからと言って
リアル相場でも、必ず勝てるわけでは
ありません。

過去の相場で得たデータも、将来の
相場の参考には、なります。

しかし、それがトレードの有効性を
保証しているわけではありません。

相場は常に変動していますが、過去と
同じように変動するとは限りません。

また、バックテストは、スプレッド
(売値と買値の価格差)が考慮されない
ためリアルのトレードより良い結果が出る
ことになります。

バックテスト結果が良い事と利益を得る
ことは別問題です。

そのため、「ブライトネス」の良し悪しは、
参加者の実績を確認することが重要になります。

参加者の毎月の利益額と利益を得るまでの
お金の流れによって、自動売買システムの
良し悪しが決まります。


⑤私は初心者向きの裁量トレードを実践中
私もFX実践者ですが、システムを使わない
裁量トレードです。

最初は、自動売買システムに興味があり、
商材を研究していた時期もありました。

そして、一瞬は稼げるけど、稼ぎ続け
られる自動売買システムは
存在しない
ということに、辿りつきました。


そんな中、今のメンターとご縁をいただき
メンターから初心者向きの裁量トレードを
習っています。

システムを探し続ける労力を裁量トレード
の実践につぎ込んで、稼ぐ力を身につけた
ほうが、生き残れると実感しています。

しかし、裁量トレードは長い経験と実績、
分析や勉強を積まないと成果がでなく、
とてもハードルが高いと思っている人は
多いと思います。

確かにサラリーマンの月給と同じ金額を
裁量トレードで稼ごうと思ったら、
大変かもしれません。

しかし、月5万円~10万円程度の初心者
レベルなら、裁量トレードで十分利益を
得られます。

私の裁量トレードは、もちろん最低限の
学習は必要ですが、メンターから教わった
その日から、実践ができます。

ただ勝つのではなく、ストレスのない
トレード手法なので、初心者で多忙な方
には、向いています。

投資ノウハウは、再現性が大事です。

条件さえ当てはまれば、勝つことが
できるので、条件を覚えるだけです。

条件が当てはまらなければ、
トレードしなければ良いだけ。

実にシンプルです。

勝てる相場でしかエントリーしない
のがメンターの教えです。

しかも、ハラハラドキドキしない
ストレスのない手法なので継続
できています。

自動売買システムの広告では
「年間1億円稼げる」
などという言葉を見かけますが、そんな
システムが世の中にあったとしたら、
世に出回らないはずです。

世に出回り、みんなが稼げてしまったら
証券会社が困るので、稼げないように
仕込んでくるものです。

なので、優れたシステムを開発した方は
決して世に公開しないはずです。


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